「1番高い子、頂戴」
すらっとした長身に艶のあるロングの黒髪をなびかせた、まるで女と見まごいそうな男は、娼館で女を買った。
モデルのような端正な顔立ちの男を相手に出来て嬉しいのか、娼婦は嬉しそうに男の住むアパートへと着いていった。
「さっさと脱いで」
自身も脱ぎながら、男が急かすと女はいそいそと服を脱ぎ、一糸纏わぬ姿となった。
「良いオンナだね、あんた」
豊満な胸にくびれた腰、肉づきのいい太腿。何処をとっても男にはたまらない身体。
「嬉しいわ。私も、あなたみたいなヒトとやれて。いつも肥えて醜い中年の相手なんだもの」
男は娼婦に軽く口づけをすると、布と縄を取り出した。
「悪いけど俺さ、変態なんだよね。縛りプレイでも…いい?」
男は申し訳なさそうに笑った。娼婦は少し驚いたようだったが、微笑んで、こくりと頷いた。男は手早く娼婦の両手を頭の上で縛り、猿轡をしようとした。
「目隠しはいいの?」
興味本意か、娼婦は少しからかうように聞いた。
「うん?あぁ、大丈夫。綺麗な目がもったいないもん」
言いながら、娼婦に猿轡をする。
「それに、俺は苦痛と恐怖に歪んだ顔を見たいんだから」
男が鋭い笑みを娼婦に向けると、娼婦は一瞬にして顔色を失った。先ほどまで優しげだった男は豹変した。
「さぁ…俺を愉しませろよ?」
アイスピックを取り出すと、躊躇なく娼婦の太腿に突き刺す。女はかたく目を閉じ、布の隙間から悲鳴を漏らした。
「駄目だって…もっと叫んでくれなきゃ。そのために布噛ませてんだから」
微笑みながら言い、太腿をグリグリと抉る。娼婦は恐怖と苦痛に目を見開き、呻いた。男は一つため息をつくと太腿からアイスピックを抜き、次は右の乳房の付け根へ刺し込んだ。そして抜き、乳房の外郭をなぞるようにまた刺す。何度も何度も刺し、乳房からは緩やかな噴水のように、鮮血と黄色がかった液体が溢れ出していた。女は喚いていたが、乳房を切り取っている途中で気を失った。男は舌打ちをすると洗面所で水を汲んで来、容赦なく娼婦の顔に水を浴びせた。
「オイ、勝手に寝てんじゃねぇぜ?…ここからが良いんだから」
怯える娼婦を見つめる男の目はギラギラと光り、狂気に満ちていた。
「あ…や、やめ…て………」
涙を流し、布の隙間から懸命に言葉を紡ぐ。男はその様子を見てニヤニヤと笑った。端正な身体を壊された娼婦などが行き着く先など無いというのに、酷い苦痛を味わい、死んだ方がマシだというこの状況でさえも必死に命を乞う姿は、彼をたまらなく興奮させた。
男は血に塗れたアイスピックを、ゆっくりと女の膣に挿入れ、芯が子宮まで達するとそれを掻き回し、内壁を傷つけた。
「ははっ、どうだ?血がさぁ…処女みたいに……」
男は心の底から愉しんでいるようだった。時間をかけて、ゆっくりと嬲ってゆく。女は幾度となく気を失い、その度に冷水をかぶせられた。
「つまんねぇな…やっぱり年増は体力が無いから」
意識朦朧とした娼婦の反応に飽きてきたのか、今度はベッドの下から空のビール瓶を取り出した。
「今まで何人も相手してきたこのゆっるい穴に、最高の刺激をやろうか」
そう言うと瓶の口を陰唇部につけ、血で滑る膣内へ半分程を捻じ込んだ。そして女の両脚を脇に抱え持ち上げると、男は瓶の底を思い切り蹴り、女の体内へ潜り込ませた。乱暴に脚を投げ落とすと、腹の上から更に蹴りを落とした。女の体内で瓶が砕ける音と絶叫が、男の耳にはこの上なく心地よく、男は何度もーー女の腹からガラス片が突き出し自分の足を傷つけるまでーー踏みつけた。その間苦痛に悶絶し、猿轡から悲鳴を吐き出す女の顔を見ながら男は絶頂に達した。
「はぁ…気持ちイかったよ、ありがとさん」
男は再びベッドの下から何かを取り出し、行為を始める前のように、慈愛のこもった笑みを女に向けた。直後女の顔面に、取り出したバットを振り下ろした。衝撃で見開かれた目から眼球が飛び出し、脳漿がシーツや壁に飛び散った。
男は自分にかかった血や体液を拭おうともせず、一服つくと女の屍体を面倒くさそうにベッドの下へ蹴落とした。先ほどまでの凄惨な行為を思い出しながら自慰に耽った後、そのまま横たわり、眠りに就いた。
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