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自分へのご褒美(SQ4猟奇組)

猟奇組グェンティンのお話
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「さぁ、入って」
  青年の後に続いて、汚れた衣服を身につけた少女は薄暗いアパートの一室に足を踏み入れた。
  青年はしっかりと鍵をかけると、部屋の電気をつけた。
  部屋は非常に質素なもので狭く、家具はほとんど置いていなかった。だが奇妙なのは、白い床や天井に点々と黒い染みが大量についているのだ。模様にしても、こんな壁紙は店に並んでいるのを見たことはないし、悪趣味にさえ思える。まるで血が飛び散ったあとのようだった。
  少女はその光景を見るや否や危険を感じ、身体を強張らせた。だが金で買われた少女は逃げるわけにもいかず、ただそこに立っていた。
「大丈夫?顔色が悪いけど。こういうのは初めてなの?」
  少女は心配を顔に浮かべたままゆっくりと小さく頷いた。
「あはは、大丈夫。痛いことはしないからね」
  青年は優しく、軽快に笑った。
「これ、飲んで。心配しないでね、後で身体を触らせてもらうくらいだから」
  ホットミルクの入ったカップを少女に渡すと、彼は部屋の奥のキッチンと思われる暗がりに消えていった。「身体を売る」ことに恐怖を持っていた少女は安堵し、ミルクを飲み干した。

  彼が居間に戻ると少女はぐっすりと眠っていた。ホットミルクに睡眠薬を入れていたからだ。
「よしよし…にしても、危なかったなぁ。声かけたときに処女かどうか聞いとくのを忘れちゃったからドキドキしちゃった」
  少女の髪を撫で、微笑しながら青年は呟いた。そしてキッチンの奥から真黒く、ざらざらとした敷き布団を出し、少女の下に引いた。少女は丁寧に衣服を脱がされた後仰向けに寝かされた。
  青年は再びキッチンの方へいくと、今度は鉈を持って戻ってきた。
「痛いことは、しないからね……」
  彼は鉈を振り上げ、躊躇うことなく少女の首めがけて振り下ろした。勢いと、若い男の力強さによって、やわらかな少女の首は一刀で両断された。鮮血が、彼の身体や床、壁、天井に飛び散った。彼は自分にかかった血を舐めとりながら、傍に置いてあった大瓶の蓋を開け、未だなお血が噴き出している少女の首にあてがい、瓶を血で満たした。噴き出す勢いがなくなってくると、今度は口をつけ啜り始めた。
  吸血行為が済むと、次は胴体にとりかかる。手、手首から肘、二の腕、足、足首から膝、太腿、性器、子宮、骨盤、腹、胸……と細かく切断していった。ひと仕事終えた彼は、満足そうに微笑んだ。

  彼は少女の頭と子宮を残した他を丁寧にラップに包み、冷蔵庫へと入れた。子宮は薄く切り皿に盛り付け、頭はこめかみの上あたりを器用に鉈でぐるりと切り取った。
  1人用の小さなテーブルに座り「いただきます」をすると、脳漿を啜り、スプーンで脳みそを口に運ぶ。彼は愉悦の表情を浮かべた。
「…美味しいね、やっぱり君は素敵だ」
  彼女の顔を見ながら子宮を味わい、血を流し込む。彼にとってこうした「食事」はなによりも崇高で、至高のものであった。1人の狂宴は数時間も続いた。

  食事が終わると、今まで大量の少女の血を吸ってきた布団に横たわり、深い眠りについた。この少女は何日ほど保つか、そんなことを考えながら。
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