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犬死に(ななぞじ)

安紗人班の暗いif話です
15歳未満は閲覧禁止でお願いします

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ーー目標は、1匹。青い巨体に鋭い爪、牙、そして太く厚みのある尻尾を持っている。
蘭芽い香、13班の頭脳担当を担っているハッカーの少女は浅葱色のフードを目深にかぶり、崩れたビル壁に背中を預けて手持ちのノートパソコンと睨み合っていた。モニターにはびっしりと隙間なく、数字とアルファベットが並んでいる。彼女がキーボードのエンターキーを押し込むと、一段ずつ文字の羅列が上に流れてゆく。目で追うだけでも大変であろうスピードで表示される文字列。何が書かれているのか、この羅列に意味があるのかないのかさえ、常人には理解できない。しかし彼女は一心に画面を見つめ、確実に何かを読み取っているようだった。
「……3人ともコンディション、良好。抗体値、6・6・5………」
ぶつぶつと小声で唱え終わると、パソコンの表示を切り替え素早く文字を入力する。
ナビゲータver.3.6と3.7によって改造された彼女のパソコンは、入力された命令に従い、機器前面のパネルからある一定の周波数を持つ電波を発した。目に見えないそれは、前方にいる2人の少年へと向かい、彼らの身体に影響を及ぼすものだ。
芽い香は少しの間、ドラゴンと仲間の戯れを見ていたが、すぐに再びパソコンへ視線を落とした。さっきのように、大量の文字の羅列を目で追っていく。
「数値上昇、それぞれディフェンス値が40.32%上がってる……うん、20分は持続できる」
満足したように頷くと、モニターの設定を変え、パネルにドラゴンが映るようにかかげ持った。これもナビゲータたちがつくった機能であり、パネルに対象を映すと、不可視の光線で物体をスキャンし、能力や情報をデータ化することができる。
「形状は似ているドラゴンがいるけど、パワー、ディフェンス、スピード共に類似してはいない…………新種…かな」

ドラゴンが体を震わせる度に、共鳴するように地面も揺れた。しかしそれとは関係なく、自分の足は震えている。戦うのはこれが初めてではない、いつもこうだった。何度も何度も戦っても、恐怖と震えを抑えることは出来ない。
「大丈夫…大丈夫…………」
超能力を持つ早柳安紗人は、ガチガチと震える歯の隙間から無理矢理押し出すように呟き、敵を見据えた。
ドラゴンの鼻の先には、金髪をツインテールに括り黒と濃紫のドレスに身を包んだ少年が宙に舞っている。激しい、絶叫のような声を聞きながら、汗で顔にへばりついた短い銀色の髪をかきあげた。
「……はぁ」
諦めたように肩を落とすと静かに後ずさりながら、少女のいる場所へ向かった。

「蘭さん……あいつ、弱点とかない、かなぁ…?」
安紗人が弱々しく尋ねても、芽い香は表情を変えずパソコンからも目を離さなかった。
「…………………あの」
「パワーとディフェンスの値は高いけど、スピードは並以下。聴力は良くて、視力は極端に悪いみたいだね」
突然、芽い香は独り言のように早口で答えた。
「それって……静かに戦えばいいってこと…?」
安紗人が問いかけると、彼女は僅かに頷いた。
「けど、ずっと同じところにいれば、位置はすぐバレるだろうけど」
「……分かった、ありがとう」
安紗人は芽い香に背を向けると、肩を上下させ、気を奮い立たせた。そして再び、ドラゴンの方へと向かっていった。

「遅っせえ、遅っせえなぁ」
槲木藤馬は意地の悪い笑みを浮かべながら、言った。手足を器用に扱い、ドラゴンの頭の周りを舞うように移動する。そのスピードについていけないのか、ドラゴンは頭だけを右往左往させている。
「テメェのことだよ………このっトカゲ野郎‼︎!」
鼻の頭に着地すると、そのまま両拳を鼻柱に2、3発ぶち込む。そしてすぐに後方へ跳び上がり、向かってくる大爪をかわしながらドラゴンの腕や胴を中継し、地面に降り立った。見上げると、ドラゴンはゆっくりと大きく口を開けていた。先ほどの攻撃が大して効いていないようだ。
「……呑気にあくびってかあ?」
眉をひそめ、小さく舌打ちをした。首をひねりながらどうするべきか考えていると、視界の端に見慣れた学生服が見えた。その少年もちょうど藤馬に気づいたようで、ドラゴンの方を注視しながら、そろそろと近づいてくる。
「コイツさぁ、クッソ硬いんだけど!」
藤馬が大きな声で不満を洩らすと、安紗人は慌てて唇に指を当てて、藤馬に見せつけた。
「大声出したら、気づかれちゃうって……」
彼の心配性に内心呆れつつ、藤馬は安紗人の言うことに耳を傾けた。

「ノロくて目が悪い、ねぇ……でっかい図体にお似合いの、単細胞な弱点だこと」
口調に似合わぬゴスロリ風のドレスを弄びながら、藤馬は言った。癖であるように右足の爪先を上下に動かし、瓦礫を叩いている。
「うん…あとは、まだ分からないらしいんだけど………その、藤馬の攻撃でビクともしないなんて、相当厄介だよね…」
肩を落としながら、安紗人は残念そうにこぼした。
「ま、ってことは火や氷には弱いかもしれねーだろ?」
藤馬が肩をすくめながら軽く言い放つと、安紗人の顔がかげった。とても不安で、怯えているようだったが、気持ちを振り払うように首を横に振ると、藤馬を見据えて、はっきりと頷いた。
「…そう、だよね。じゃあ、藤馬は先にあいつの気を引くように攻撃してくれる?俺が、その隙に……やってみるから」
藤馬は了解したように頷くと、顔を強張らせている安紗人の肩をぽんと叩いた。
「別に無理しなくてもいーんだぜ?……ヘタレなんだから」
軽快に笑い飛ばすと、そのまま気楽そうな足どりでドラゴンの方へと走っていった。
安紗人は少しだけ表情を緩めると、藤馬を見送りながら、再び震え出しそうになる脚を抑えつけた。

「オラァ‼︎さっさと来やがれっ‼︎!」
大声で挑発しながら、右へ左へと駆ける。時折相手の足下に潜り込んではアッパーを撃ち込み、爪が向かってくれば退く。尻尾が薙ぎ払うように空を切ると、前方へ転がり難を逃れた。さっきまで自分が立っていた場所が抉れているのを見て、皮膚が粟立つのを感じた。藤馬は、こうして戦地にいるときが一番輝いていた。スリルを楽しみ、死線を一つ越える度に、他では得られない充足感と快楽を感じていた。
「ぶっ殺す…ぶっ殺す‼︎!やってやらぁ‼︎」
フリルの多いドレスをはためかせながら、彼は走り続けた。

高鳴る鼓動を落ち着かせながら、安紗人は神経を研ぎ澄ました。
「大丈夫っ………ムラクモ…俺は、ムラクモなんだ……」
自分に言い聞かせながら、少しずつ歩みを進める。ドラゴンが藤馬に反撃しようと脚を上げたとき、勢い良く地を蹴った。
「はあぁぁぁぁぁっ………」
脳が溶け出し、マグマのように沸き立つそれが血管を流れる。熱くて力強いものが左腕に溜り、掌から放出するのをイメージした。
「焼き尽くす…‼︎」
左手がチリチリと熱くなり、紅く渦巻く焔が放たれた。腕を大きく横に払うと、連なった焔がゴオオッと音を立て、勢いを増しながらドラゴンの背面を覆った。耳障りな雄叫びが天に昇り、尾をぶんぶんと振り回す。飛び散った焔は地面に落ちる前にふつと消えていった。安紗人が尾の動きに巻き込まれないよう退くと、しばらくして焔は突然嘘のようにかき消えた。
「効いっ……た…?」
自信なさげに呟くと、安紗人は再びその場を離れた。
「蘭さん、蘭さんっ」
芽い香のもとへ駆け寄ると、彼女は額に手をあて、うつむいたまま小さく首を振った。
「…初めは、不意打ちを喰らって叫んでいたけれど、すぐにダメージ率が急速に減っていった。鱗を更に硬化させる能力を持っているみたいなんだけど……このままだと、致命的なダメージを与える前に、ボク達の方がもたない」
「そんな……じゃあ、どうすれば…」
うろたえる安紗人に感化されるように、芽い香も苦々しい面持ちで忙しなく手を動かしている。すると、ふと何かに思い至ったように、手を口元にあてて考え込み始めた。
「…どうしたの?」
安紗人は彼女が見つめるモニターを横から盗み見てみたが、全く理解出来ないでいる。
少しするとさきほど聞いたときと同じように、唐突に芽い香は小声で話し始めた。
「……あのドラゴンに似た形状の奴がデータにあるんだ。数値が一致しないから、別種だとは思うけど……」
「!それって………」
彼女は僅かに顔を上げ、頷いた。
「構造が類似している可能性は十分ある。鱗がない前面なら、 もう少し脆いはず…。心臓は右胸にあると思うから、そこを槲木に狙わせれば、もしかしたら……」
保証はないけどね、と最後に付け加えてから、芽い香はパソコンから目を離した。
「分かった……もう一回、やってみるよ」
安紗人は少しだけ安堵したような表情で、再び藤馬の方へ駆けていった。

「…おし、じゃあ今度は俺の方が、隙をついてぶち込めばいいんだな?」
「そう。俺がデコイミラーを使って引きつけるから、背中側から回り込んで…って、出来る?」
安紗人が眉をひそめながら藤馬の顔を見やると、藤馬は目を細め、ニッと歯を見せた。
「あったりまえだろぉ!俺を誰だと思ってんだよ」
言いながら、安紗人の背中を叩き、ドラゴンの方へと歩いていく。安紗人は背中の痛みに顔をしかめつつも、彼を見送った。
「頼むぜ〜リーダー」
振り向きはしなかったが、藤馬は一度だけそう言って、手を振っていた。

一つひとつが自分の身の丈ほどあるドラゴンの鱗を素早く跳び越えてゆく。鱗が硬く分厚いからか、サイキックの少年の動きに気をとられているからなのか、ドラゴンは自分に気づいていないようだった。ドラゴンの肩までたどり着くと、眼下に小さく安紗人が見えた。彼を守るように、前方にガラスのような透明な膜が張られている。そして自分の足下の瓦礫を小刻みに爆発させ、音を立てていた。そうしてドラゴンの気を引き攻撃を受け止めては、少し退いてデコイミラーを張り直している。
「……よしっ」
藤馬は静かに一度深呼吸をすると、空中に身を躍らせた。
そのまま降下し、ドラゴンの右脇につかまって胸へ鋭く蹴り込む。頭の中で過程を思い描き、気持ちを高揚させた。
「ーーーーーー藤馬ッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
絶叫。白昼夢のような気分から、一瞬で現実にひき戻された。反射的に首を後方へひねると、遠くに安紗人が見える。青ざめた顔で、目も口も大きく開いている。視界の左が突然暗闇に包まれた。耳元でとてつもなく巨大な音が爆ぜ、目の奥で火花が散る。爆音の余韻が脳を揺さぶり、視界はぐるぐると回り定まらない。何が起こったのか考える間もなく、意識は途切れていた。

ドラゴンの攻撃をしのぎながら、彼が宙に浮かぶのを見た。しなやかに回転しながら、ドラゴンの右胸を狙っているのが分かった。しかし偶然か、はたまたドラゴンがあらかじめ分かっていたのか、左腕を勢いよく藤馬の方へ向かわせていた。思わず叫んだが、藤馬が、こちらを向いただけだった。爪が彼の頭にぶつかり、頭の四分の一ほどをえぐる。血液と脳漿をぶち撒けながら、藤馬は無抵抗に落下していった。
安紗人には、信じられない光景だった。あいつがあんなにあっさりと殺された。わずかな希望が、完全に消えてしまったような気がした。
「なっ…なんで‼︎藤馬っ、蘭さんっ‼︎どうっ、どうしよう‼︎?」
叫んではいけない、と頭の中で警鐘が鳴る。しかし、言葉を堰き止めることは出来なかった。かつてない恐怖に全身をわななかせ、ぼろぼろと涙が伝った。
「どうしようっ‼︎蘭、さんっ…!藤馬が…藤馬があああ‼︎!!!!」
地に膝をつき、絶叫した。声は空に霧散するだけで、答えは無かった。

最初に動きを見せたのは、ドラゴンだった。身体をゆっくりと回し、地を薙ぎ払うように尾を振った。尾は勢いをつけて安紗人の眼前に迫った。逃げることも忘れ、咄嗟に左手を体の前に差し出した。防衛本能が働き、超能力を引き出す。掌から電撃が放たれ、空中で大きく火花が散った。しかし尾の勢いは弱まらず、彼の身体を直撃した。
胸が圧迫され、息が止まった。続いて骨の折れる音が鈍く響き、全身が痺れる。体は大きく宙に弧を描くと、背中一面を強く打ちつけた。衝撃で息が出来ず、もがこうとする度に骨が身体のどこかに突き刺さる。呼吸が出来ない苦しさと、脳が揺さぶられるような気分悪さを感じながら、早柳安紗人は絶命した。

安紗人の叫びを契機に、芽い香は全てをただ呆然と見ていた。心臓が早鐘を打ちはじめ、大量の汗が額に滲む。
「嘘…………嘘…」
かすれるような声で、うわ言のように呟く。ノートパソコンを胸に押しつけるように抱え、できる限り平静を保とうとした。ふらふらとした足どりで、二人が倒れている場所へと駆け寄った。
「うっ…………」
二人を目の当たりにした瞬間、喉に異物がこみ上げてくる。
うつ伏せに倒れている金髪の少年の身体は落下した衝撃で頚椎が外へ飛び出していた。頭蓋骨にはいくつかヒビが入っているのか髪の下からねばついた血液が滲みだしていて、見るからに無惨な姿だった。大きく歪に空いた穴からは崩れた脳みそが見え、赤黒い体液をふちから溢れ出させていた。血がこびりついた髪の隙間から少しだけ見える瞳は暗く濁り、生気を微塵も感じさせない。もう一人の少年は、そこから二メートルほど離れたところに転がっていた。苦しげに目を閉じて、頬にはまだ涙の筋がはっきりと見てとれた。だらしなく開いた口からは、鮮やかな赤が零れている。身体は鞭打ったように衣服の至るところが裂けていて、そこからのぞく体にも痛々しい切り傷が出来ていた。割れ目からは血液が溢れ、まわりの皮膚は打撲によって青黒く変色している。
二人の変わり果てた姿に背筋が凍り、胃が痙攣し始めた。目を背け、何度もえずく。腕からパソコンが抜け落ちたが、そんなことを気にする余裕もなく、びしゃびしゃとアスファルトに吐瀉物を撒いた。口内に嫌な酸味が充満し、荒い息をつきながら次々に吐き出していく。胃の中のものを根こそぎ嘔吐してしまうと、喉が灼けるように熱かった。体は重く、目からは生理的な涙が流れていた。
「ううっ……ふ…どうしろって、いうんだよ……」
非力なハッカーに、ドラゴンと渡り合えるような攻撃能力は皆無に等しい。藤馬や安紗人のように前戦に立つ者をサポートする形でしか役に立てないことは、彼女自身がよく分かっていた。
「君たちが……死んだら、もうっ………ううう」
手で顔を覆い、静かにすすり泣いた。後方で、低く大きな音が規則的に聞こえてくる。ドラゴンにこちらに向かってきている。芽い香はそれに気づくと静かに、しかしできる限り素早くその場を離れた。
「うう…嫌だ……死にたくっ…ひっ…いやぁ……」
幾度もしゃくりあげながら、よたよたと移動する。ドラゴンの足下を大きく迂回し、議事堂へ戻る道をひたすらに走った。

突然、耳をつんざくような風を切る音が聞こえた。音はだんだん大きくなり、轟音と化していく。芽い香はその不快音に思わず足を止めた。すると、すぐ目の前に巨大な塊が落下してきた。瓦礫が巻き上がり、もうもうと煙のように舞った。芽い香が見上げると、砂塵の向こうから二つ、キラリと光るものが見えた。芽い香は身じろぎもせずに、不気味に光るそれをただ見つめていた。視界を覆っていた灰色の煙が消え去ると、そこには硬い鋼のような毛でできた羽を折りたたみ、強靭な二本の脚でそびえ立つ鳥型のドラゴンが現れた。芽い香は何かを悟ると、現実から逃避するように、ゆっくりと目を閉じた。体をぶるぶると震わせながら、その場に小さくうずくまり、涙に濡れた目を膝に押し付けた。荒い息を押し殺して、耳も両手で強く塞いだ。全てを諦めたような、それでいて奇跡にすがるような気持ちだった。激しく鼓動する心音が、耳にこだまする。死にたくない、と何度も念じた。

しばらくするとドラゴンは飛び立ち、羽ばたきの音がだんだん上空へと消えていった。芽い香が顔をあげようとした瞬間、右二の腕に鋭い痛みが走った。
「痛‼︎⁉︎………なっ……」
目を開けると、ゆっくりと地面が遠のいていく。寒気に包まれ、恐る恐る見上げた。先ほどの、鳥のようなドラゴンだった。
「あ……いやっ、いやっ………‼︎!」
足を振り上げ、腕を離させようと試みたが、あっさりともう一本の脚に、右足を捕らえられた。三本の太い鉤爪が、肉に喰い込み、苦痛に顔が歪む。涙と鼻水を垂らしながら、それでも必死にもがいていた。しかしもがけばもがくほどに、少しずつ身動きが取れなくなっていることに気づいた。ドラゴンが両脚を拡げていたのだ。脇腹が突っ張り、血の気が引いていく。
「ひ、いやっあ"ぁ"ぁぁぁーーっ‼︎‼︎‼︎‼︎」
横腹が裂け、浅葱色の服にどす黒い染みが広がっていく。穴が拡張されると共にやがて服も破け、赤い臓物が露わになった。胴が布のように裂けていくと、赤い塊がぼとぼとと落下していき、悲痛な叫びが空に響いた。涙にむせび喘ぐ度に、無いはずの腹部に痛みが走り、嘔吐感に襲われた。一切抵抗が出来なくなると意識がぼやけ、何度もめまいがした。もやのかかった視界に最期に映ったのは、はるか遠くに見える、藤馬と安紗人の姿だった。

ノートパソコンに埋め込まれたGPSを頼りに、ムラクモ捜索班は現場へ向かっていた。そこには身体の大部分が損傷し、わずか残った肉片も腐敗し始めている二つの遺体と、芽い香のノートパソコンが落ちていた。だが肝心の彼女の姿は、二度と見つかることはなかった。
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